先日、女優の波瑠さん主演の『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』を見ました。
主人公の比嘉ミカは、法医学教室の助手ですが、以前白衣ではなく透明ビニールのレインコートのような手術着と白い長靴を着用していたのを思い出して、あれはカッパなのかレインコートなのか、疑問に思いました。
調べてみると、レインコートのこともカッパというそうです。

フクちゃんフクちゃん

せっかくなので、今回は「レインコートをカッパと言う理由は?」「レインコートとカッパに違いはある?」についてお話ししようと思います。

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レインコートをカッパと言う理由は?

雨の日に着るマント状の雨具を、カッパ(雨カッパ)と言いますが、なぜカッパというのか、ちょっと調べてみましょう。

カッパということばは、ポルトガル語の( capa)からきている外来語です。
古く、戦国時代に伝わったと言われています。
ポルトガル語では、上着(現在でいうアウター)を「カノハ」といったらしく、「袖もなく、裾広きもの」で、現在のマントのようなものだったそうです。
そこから「カッパ」と言われるようになったそうです。
それに因んで「合羽」と呼び、「合羽」の漢字は、江戸時代から使われ始めました。
「合羽」という漢字は当て字という説もありますが、人が着ると、両翼を合わせた鳥に似るところから、「カッパ(合羽)」という漢字が使われたという説もあります。
「カッパ」の歴史は古かったのですね。

それに比べてレインコートは、外来語です。
日本では古くから、雨具で身につけるものを「合羽」というので、その後レインコートができましたが、レインコートも大きく分けるとカッパの仲間であるということで、それも含めて雨具はすべて「合羽」と呼んでいるようです。

では、なぜカッパが雨具になったのでしょう。
カッパは当初、羅紗(現在の羊毛)を材料としており、豪華だったため権力者である織田信長や豊臣秀吉などの武士階級に珍重されました。
江戸時代になると富裕な商人や医者が贅を競って合羽を着るようになり、その贅沢をあらためるべく、幕府は羅紗合羽着用を禁止しました。
その後、わらび糊を使って和紙を継ぎ合わせ、その上に桐油と柿渋を引いた「紙合羽」や「桐油合羽」が誕生しました。
この、油紙でつくった合羽は、主に旅の雨具に用いられました。
明治末に、ゴム引きの防水マントができ、値段は結構高価ですが、ゴムでコーティングしてあるだけに丈夫でハリがあり、防水性に優れています。
そこで「合羽」は、再び脚光を浴び、「カッパ」「雨合羽」と呼ばれその利便性から、広く雨の日に愛用されることになったのです。

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レインコートとカッパに違いはある?

レインコートは、カッパとも言うと先に述べましたが、それではカッパとの違いをお話ししましょう。

レインコートは、防水加工もしてある薄手の洋服型のアウターです。
素材やデザインによっては防寒や防水効果もあり、膝下まで覆うことができるので、雨や雪の日にも適しています。
デザインや色など、おしゃれな感じもします。
カッパは、昔はゴム製などで風雨を防ぐポンチョ型のものもありましたが、最近ではコンビニなどでも売っているくらい、手軽なビニール製の簡単なアウターが主流のようです。
携行出来るように軽量でコンパクトに畳めるので、旅行などにも重宝です。
急な雨などでも手に入り易く、中には使い捨てのものもあるようです。
また、雨の日の仕事着として機能的にも進化しているようです。

因みに、カッパと聞くと、河などに住むという空想の生き物「河童」との関係もありそうな気がしますが、実はそれは全く無いようです。
たまたま「水」や「雨」などのイメージで、「カッパ」は「河童」から来た名前なのかと思ったりしますが、河童の名前は、「河(かは)」と「童(わらは)」がくっつき、「かはわらは」となり、それが訛って「かはわっぱ」と変わり、更に短縮されて「かっぱ」と言われるようになったそうです。

ついでに、河童が登場する「河童の川流れ」ということわざがありますが、これは泳ぎの上手な河童でも、時には川に流されることがある。
ということで、「名人と呼ばれる人でも、時には失敗する」という意味を表すたとえとして使われます。
河童は江戸時代に空想から生まれた生き物ではありますが、民衆の中で生き続け、ことわざになるほど、深く浸透しているのですね。

話がそれてしまいました。すみません。

最後にまとめ

今回は「レインコートをカッパと言う理由は?」「レインコートとカッパに違いはある?」についてお話ししました。
レインコートとカッパにはそれぞれの歴史的な背景から、呼称や、その違いなどがあるようです。
昔から人々は、雨でも生活していくために素材やデザインなどを工夫して「カッパ」を進化させてきたのですね。
現代で生活する私たちは、車社会でもあるので、カッパやレインコートを着る機会はあまりなくなりましたが、TPOに合わせて使っていければと思います。

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