米虫って知ってますか?
昔、友だちのアパートでお米に虫がわいているのを初めて見ました。
小さな蛾のような虫がお米の中に潜んでいて、水を入れたら上に浮かんできたのを覚えています。
お米に虫がいるなんて想像できなかったのですが、虫を取るとそのお米を食べることができると聞いて、もったいない気がして、いつも以上に念入りに研いでから普通に炊いて頂きました。
米びつに唐辛子を入れると虫がわかないと聞き、我が家では、昔からそうしています。
主食になる大切なお米です。
是非、気をつけたいですね。
今回は、米虫の発生源と駆除方法を紹介!予防法についても迫ってみましょう。
とても興味深いお話です。
米虫の発生源はどこ?
そんな憎らしい米虫ですが、そもそもどこから発生するのでしょうか?
そこを押さえれば、米虫に悩まされることなど無いですからね。
どうやら、米虫の発生原は以下のふたつのようです。
①精米所
精米所でお米に卵を生みつけられていた。という場合があります。
特に無農薬のお米は、農薬を使っていないので虫がつきやすいようです。
それを知らずにお米を購入して、家で保管している間に孵化して成虫になったということも考えられます。
スーパーで購入するお米は、精米所で薬剤を使って虫対策をしているので、滅多に虫が入る事は無いようです。
②家
虫が家に入ってお米を探して卵を生んだ。という場合も考えられます。
米虫はお米の臭いに寄って来て1匹が約200個の卵を産むそうですから、大量発生してしまいます。
米虫の駆除方法を紹介!
虫がわいたらどうすればいいのか、駆除方法を話ししましょう。
①天日干し
天気のいい日に、明るく風通しのいい平らな場所にシートを広げて、お米を広げて干します。
米虫は光を嫌う習性があるので、逃げていきます。
あまり直射日光にあて過ぎたり、長時間干してしまうと乾燥し過ぎて美味しくなくなってしまいます。
虫がいなくなったら早めにしまいましょう。
②ふるいにかける
米と米がくっつくような塊状態になっていたら、サナギが居る証拠です。
そのサナギを取り除くためには、米粒が通るくらいの目の粗いふるいやざるにかけましょう。
簡単に取り除けます。
③保存容器を洗浄する
容器に虫の卵が残っている可能性があるので、お湯でしっかり拭き掃除をして、乾燥させます。
④容器に移す
虫が居なくなったお米を、保存容器に移します。
密閉容器がおススメです。
買ったままの米袋の口を縛って保管していては、米虫が入りやすいので要注意です。
少しくらい虫がわいてもお米は食べられます。
米虫は、毒を持っているわけではないので、万が一、虫の入ったご飯を食べてしまっても衛生上問題ありません。
虫がつくのは良い米の証拠です。
農薬たっぷりのお米の中では虫は繁殖できません。
お米を研ぐ前にお水を入れると虫が浮いてきます。
何度かそうして虫が浮いたら捨ててからいつもより丁寧にお米を研いで炊くようにして下さい。
虫がわいたお米を炊くと、多少パサつき感が出てしまうため、水の分量を通常時よりも少し多めに入れて、米を水に浸す時間を長めにとりましょう。
そしてサラダ油を少しだけ足して炊くと、艶やかでモチっとした美味しいお米に炊き上がります。
もし、ご飯の味が気になるようでしたら、炒飯などにするといいでしょう。
米虫の予防法は唐辛子?
わが家では、米びつに唐辛子を入れてありますが、過去に虫がわいたことはありません。
くわしく見ていきましょう。
予防には次の3つがいいそうです。
①密閉できる容器に入れる
密閉できる容器というのは、大き目のペットボトルがおススメです。これなら冷蔵庫でも入れやすいので手軽に保存できます。口が小さいので、漏斗を使って入れましょう。野菜室の隅にでも入れておけばOKです。
②冷蔵庫で保存する
冷蔵庫でお米を保存するのは、虫除けにはとても効果的です。米虫は15℃以下では発育や繁殖ができなくなるので、冷蔵庫は最高の保管庫です。しかも、お米の鮮度も長持ちしますので美味しく食べられます。
③虫よけを入れる
一般のドラッグストアやホームセンターなどで市販されているものを入れておけば安心です。
乾燥した唐辛子を入れて保存するのも虫除けにおすすめです。
他にも、ニンニクやワサビなどを入れるのも効果があるそうです。
以上を参考に米虫の予防をしてくださいね。
まとめ
今回は、毎日食べるお米の大敵、米虫のお話「米虫はどこから!?発生源と駆除方法を紹介!予防法は唐辛子?」についてでした。
米虫の発生源にはふたつが考えられました。購入前の精米所、家で保管中です。
駆除は、天日干しや、ふるいにかけることでした。
予防については、密閉容器・冷蔵庫・虫よけの3つが大切でした。
食卓を充実させる美味しい食事は、家族のしあわせの源です。
少しでも美味しいご飯のために、お米を大敵の米虫から守ってあげたいですね。