1年のうちで最も寒さがピークになる2月に節分がやって来ます。
節分といえば豆まきですが、私は子どもの頃、祖母が炒ってくれた大豆を家中の部屋に撒きながら「鬼は外~福は内~」と掛け声をかけたものです。
その後、大豆を拾い集めて、年の数だけ食べればその年は健康で過ごせるという、そんな話を信じていました。
実は、この豆まき、掛け声が地方によって違うらしいんです。
ちょっと気になります!

フクちゃんフクちゃん

今回は、地方の豆まきでの掛け声の違いについて迫ってみましょう。
さらに節分の由来や、正しい豆まきのやり方も紹介します。
今度の豆まきは楽しくなりますよ~!

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豆まきの掛け声が地方によって違う!?

お寺や神社の掛け声の違いが面白いです!!
ここでは、特にお寺や神社の面白い掛け声をご紹介しますね。

『福は内、福は内』

不動明王の元に鬼はいないから(千葉県成田市の成田山新勝寺)

『福は内、神は内』

名前に鬼があるので「鬼は外」とは言わない(紀州熊野の熊野本宮宮司の九鬼家)

『福は内、鬼も内』

鬼を受け入れ改心させる(奈良県吉野郡吉野町の金峯山寺蔵王堂)

『福は外、鬼は内』

鬼を引き入れて改心させ外に出す(神奈川県川崎市の千蔵寺)

『福は内、鬼は内』

鬼を祀る神社や鬼に関する神社
(青森県弘前市の鬼神社や埼玉県嵐山町の鬼鎮神社など)

鬼を受け容れる寛容さと、改心させられる力あってのお寺さん。
素晴らしい掛け声です。

節分の由来

それでは、節分の豆まきの由来について見てみましょうか。

「節(せつ)」とは、季節の分かれ目であり、日本にはご存知「春夏秋冬」と、4つの季節があります。
春から始まる、1年で最初の「節」の前日、つまり節の大晦日(おおみそか)といわれるのが2月3日なのです。
古くから、季節の変わり目には邪気が生じると信じられていて、よく風邪をひきやすくなります。
節分はそんな邪気を追い払い、福や運を招き入れるための行事なのです。

平安時代には、前の年の厄や邪気を祓い清める「追儺(ついな)」という鬼払いの儀式が、宮中で行われ、室町時代以降になると、それは「豆をまく」というかたちで民間に広まっていったということです。

では、なぜ豆をまくのでしょうか?
その答えには諸説あるようです。

たとえば、京都の鞍馬山に鬼が出て人々を困らせている時、毘沙門天のお告げによって豆を投げたところ、鬼の目に当たって退治できたという話は有名です。

魔の目と、魔が滅びる→魔目で、魔滅。それがマメ(豆)につながるということのようです。
鬼とは、邪気や厄を具現化したものです。

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豆まきの正しいやり方

長野市にある善光寺では、毎年節分になると俳優さんや女優さん、力士など有名人が豆まきに訪れ、年に一度の行事に花を添えてくれます。
境内に集まった、たくさんの観衆や参拝客に豆を投げ、一際にぎやかに行われる善光寺の年中行事です。

豆まきに正しいやり方ってあるのでしょうか?
ここで少し注意点をあげておきますね。

①豆まきは夜行う・・・鬼は夜やってくる。

鬼の住処は山の中で、木が生い茂り、葉がうっそうとしている暗い場所らしく、人の目につかないように夜の丑三つ時にやって来るといわれているため。

②豆は炒ったものを使う・・・豆から芽がでると、縁起が悪い。

炒ってない豆ではまいた後、芽が出る可能性があります。
節分というのは前の年の災厄を払うために行うものです。
まいた豆が芽をだすと縁起が悪いとされています。

③家の家長か年男(女)厄年の者がまく・・・豆まきに意味がある。

厄年の者は厄を払う。
年男(女)は縁起が良く邪気を払う。
一家の主人は家を守るため。

④掛け声をかける・・・鬼を追い払うために。

「鬼は外~福は内~」が一般的だが、地方の掛け声それぞれの掛け声をかけます。

⑤窓や玄関の開閉・・・掛け声に合わせて、窓やドアを開けたり締めたりする。

「鬼は外~」の掛け声が先。
窓や玄関を開けて追い出す。
その後、鬼が戻ってこられないように窓や玄関を閉めて「福は内~」と掛け声をかける。

⑥豆を年の数だけ食べる・・・1年の厄除けのため

ひとつ多く食べるのは数え年の分で、1年の厄除けの意味があります。

まとめ

今回は、「豆まきの掛け声が地方によって違う!?節分の由来や正しいやり方」についてお話ししました。
豆まきにはたくさんの掛け声がありました。
中には鬼を受け容れるものや、改心させるためのものなども。
節分は1年のはじまる前の大晦日のことで、豆まきは、いい年を迎えるための鬼払いでした。
昔も今も、鬼は邪気や厄の象徴です。
そして、豆まきには正しい方法がありましたね。

もしかしたら、退治したい鬼というのは、自分の中に存在しているのかもしれません。
私も来年は、大きな声で「鬼は外~!福は内~!」と掛け声をかけて、豆まきを楽しみたいと思います。
あっ!来年の話をすると鬼に笑われちゃいますね。

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