クリスマスとクリスマスイブの違いは?由来も知りたい

クリスマスになると、商店街もデパートも、マスコミも、クリスマスのムード一色で、世界中がウキウキしています。

恋人たちは最高にハッピーな夜を過ごすでしょうし、子どもたちはサンタさんからのプレゼントを楽しみに、ワクワクした夜を過ごすことでしょう。
パパやママは、子どもたちの夢を壊さないために奮闘します。

もしサンタクロースではなくて、プレゼントはパパがくれたってバレたら…
なんて説明すればいいの?
そんな微笑ましい話題をよく聞きますが、「サンタさんはたくさんの子どもたちにプレゼントを届けるので、忙しいからパパが預かっておいたんだよ。」など、そんなふうに伝えるのがいいとか聞いたことがあります。
いずれにしても、私たちにとって特別な夜だということは変わりありませんね。

フクちゃんフクちゃん

今回は、そんなみんなが楽しみなクリスマスについてのお話しです。
日本のクリスマスの歴史や、クリスマスの由来を知っていますか?
クリスマスイブの「イブ」って気になりますよね!詳しくは後ほど。
今年のクリスマスに、誰かに話したくなる。そんなクリスマスのお話です。

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日本のクリスマスの歴史

日本はもともと仏教を信仰するのが一般的でしたが、クリスマスというキリスト教のイベントを、どうして行うようになったのでしょう。
実は日本では、あのフランシスコザビエルが、12月24日のミサを行ったことが始まりのようです。
その後日本各地にクリスマスが広がりましたが、江戸幕府が1612年に禁教令(キリスト教禁止令)を発令した時に、一度クリスマスは無くなりました。

それから明治6年に禁教令が解かれてからは、クリスマスが復活し、信徒以外にも広まって行きました。
その後第二次世界大戦が始まり下火にはなりましたが、戦後再び活発化して、商業イベントなどで盛り上がりを見せ、現在では日本全国で盛大なイベントになっています。
日本人の多くはその日一日を、宗教関係なく楽しんでいます。

私も幼いころ、クリスマスにだけ食べられるケーキがとても楽しみでした。
たくさんの家庭では、当たり前にケーキを買ってチキンを焼いてツリーを飾ります。
そんな家族の楽しみが1年に1日くらいあってもいいのではないかと、私は思います。
もしかしたら、このクリスマスのイベントを、日本人は「しあわせな家族の象徴」として、ずっと昔から求めていたのかもしれません。

そもそもクリスマスとは?由来は?

クリスマスといえば、一般的にはイエスキリストの生まれた日で、それをお祝いするための行事だと思っています。
クリスマスイブの夜(12月24日)キリストの母、聖母マリアは、馬小屋でイエスキリストを出産したという話を憶えています。
クリスマスによく歌われる「聖夜」にも、そんな歌詞がありますね。
では、まず、そもそもクリスマスってどんな日なのか、またその由来についてお話ししましょう。

「クリスマス」という言葉

「クリスト(Christ)・マス(mass)」という意味です。マスはミサのことだそうです。

クリスマスの由来

諸説あるようですが、イエス・キリストが12月25日に生まれたという確証は無いらしく、この日がキリストの誕生ということになったのは、宗教や政治的な背景があるようです。

古代ローマ帝国では「ミトラ教」というものが信仰されていたそうで、その主神が太陽の神「ミトラス」でした。
この「ミトラ教」の大事な催しとして、「太陽神の誕生祭」や「農耕神への収穫祭」が行われていたのが12月25日でした。
この日は多くの民族が、収穫を感謝し太陽の再生を祝う冬至のお祝いの日で、後の厳しい冬に備えて体力を蓄えるために、家族や友人たちが集まって食事をする日だったそうです。
この太陽神を信仰する異教というのが、非常に大きな勢力を持っていました。この異教徒の人達にキリスト教を受け入れてもらい広めるために都合がよかったので、同じ12月25日をキリスト生誕の祝祭日にしたという訳です。

また、北半球で一番昼が短くなるのが冬至で、冬に向け次第に短くなってきた昼が、この日を境にまた長くなっていきます。
つまり、勢いの弱まってきた太陽が、冬至に再び力を取り戻し、光りが蘇るということを祝っていたのです。
それが、イエス・キリストがベツレヘムの馬小屋で生まれた日を祝うというイエス・キリストの生誕祭の宗教的な意味合いも加わって、今の形となったようです。
どうやらイエスキリストは、12月25日に生まれたわけではなさそうです。

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クリスマスイブのイブって何?

それでは、クリスマスについてわかったので、次はクリスマスイブについてお話ししましょう。
イブというのは、クリスマスの25日の前夜のこととばかり思っていましたが、実はそうではなくて、イブ=イブニングのことらしいのです。
正確に言うと、クリスマス・イブニングがクリスマス・イブと省略されたようで、キリスト教では、以下のように定義されています。
クリスマスイブは12月24日の日没から12月25日の深夜0:00まで。つまり、クリスマス・イブニングは、前日24日のイブニングから深夜までの25日の前夜のことだそうです。

クリスマスは12月24日の日没から、12月25日の日没まで。要するにクリスマスというのは、前日24日のイブニングからのことのようです。

では、なぜキリスト教がクリスマスを前晩から祝うかというと、ユダヤ文化では一日の始まりを日没から数えます。
クリスマスは、この伝統を引き継ぎ、イエス・キリストの降誕を前晩(24日 夜)からミサ聖祭にてお祝いするのです。

最後にまとめ

今回は、日本のクリスマスの歴史や、クリスマスの由来、そしてクリスマスイブについてお話してきました。
クリスマスの事がわかると、楽しみ方も倍増するのではないでしょうか?
ちょっとしたミニ知識として、今年のクリスマスには是非思い出してください。
Happy x’mas for you.

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