買い物した食品を冷蔵庫に入れて、ついつい使わず賞味期限が過ぎてしまったなんて経験ありませんか?
それが、大好きなゆえに大切にとっておいた、お気に入りの食品だったら、とってもショックですね。
わが家も大きな冷蔵庫にしたら、結局買い物し過ぎて賞味期限切れなんてことよくあります。
今回は、「賞味期限と消費期限の違いは?わける基準も知りたい!」について、取り上げてみたいと思います。
これを読んで、賢い食品の購入や消費術を身に付けちゃいましょう。
賞味期限とは
すべての加工食品には、商品の特性に応じて、消費期限又は賞味期限のどちらかを表示しなければない。というきまりがあります。
賞味期限とは「美味しく食べられる期限」であり、「食品の美味しさ」を保証するもので、長期間衛生的に保存できる加工食品に用いられます。
劣化が比較的遅い食料品を、包装状態のまま所定の環境に置いた状態で、安全性や味・風味等の全ての品質が維持される期限のことです。
たとえば、ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など、冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
この期間を過ぎても、すぐ食べられなくなるということではなく、「賞味期限の1.1倍〜1.5倍」までは問題無いようです。
例えば未開封なら、食品が製造された日から3週間後に賞味期限が設定されていた場合は「21日間×1.5=31.5日間」となります。
もちろん開封済みの食品は、早く食べるのがベターです。
次に、賞味期限を過ぎたら、できれば食べない方がいい食品をご紹介します。
卵
たまごかけご飯(TKG)など、生で食べる習慣のある日本では、賞味期限は常温で保存して、生で食べる時の期限とされています。
感染症や食中毒を避けるためにも、賞味期限を過ぎた卵は、生で食べないようにしてください。
冷蔵庫で保存した卵は、加熱すると少し過ぎても食べることができます。
乳製品(牛乳・チーズなど)
乳製品の食あたりは結構たいへんです。
賞味期限を守り、開封したら1~2日で食べきってしまうようにしましょう。
ひき肉
ひき肉は加工時に雑菌がつきやすいため、食中毒になりやすい食品です。
冷蔵庫に保管するのではなく、使い切れる量に小分けして、冷凍することをおススメします。
いちご
新鮮なものを購入して、できればその日のうちに食べきりましょう。
古くなると寄生虫がわきやすい果物です。
鶏肉
鶏肉は豚肉や牛肉などと比べて、悪くなるのが早い食品です。
賞味期限内で使い切るように心掛け、冷凍庫の保存がおススメです。
納豆
発酵食品のため、賞味期限が切れても気にしない方が多いかと思いますが、臭いや食感などが変わってしまいます。
やはり賞味期限を守った方が美味しく頂けるようです。
豆腐
保存用にお豆腐のパックに入っている水が腐食の原因になるそうです。
生で食べる場合は、タッパーなどの容器に移し替えて水を入れ、その水を毎日入れ替えると、少し保存がきくそうです。
また、賞味期限が切れても、水分をよく切って冷凍すれば、お料理に使えます。
賞味期限というのは、「美味しく食べられる期限」のことです。せっかくなら、美味しいうちに食べた方がいいですよね。
消費期限とは
それでは、消費期限についてお話していきましょう。
消費期限とは「安心して食べられる期限」であり、「品質の安全性」を保証するものです。
製造日を含めて、概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品については、「消費期限」というふうに表現されます。
5日間経つと品質劣化する食品ですから、たとえば、お弁当やサンドイッチ、生めん、ケーキ洋生菓子など、長く保存がきかない食品に表示してあります。
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この日まで安全に食べられますよ。ということです。
表示をよく確認して、この期限を過ぎたら食べないようにしてください。
消費期限とは、「安心して食べられる期限」のことです。消費期限が過ぎないうちに、食べるようにしましょう。
賞味期限と消費期限をわける基準
先に述べたように、すべての加工食品には、消費期限又は賞味期限のどちらかを表示しなければないきまりがあります。
品質の劣化が比較的緩やかなものは「賞味期限」
品質の劣化が早いものは「消費期限」を、商品に記載します。
「賞味期限」とは、長期間衛生的に保存できる加工食品に用いられ、「美味しく食べられる期限」のこと。
「消費期限」とは、製造日を含めて、概ね5日以内に品質の低下が認められる食料品に用い、「安心して食べられる期限」のことです。
したがって、「賞味期限」は期限を過ぎても食べられますが、「消費期限」は、期限を過ぎたら食べない方が良いでしょう。
まとめ
今回は、食品表示の、「賞味期限と消費期限の違いは?わける基準も知りたい!」についてお話しして来ました。
賞味期限というのは、「美味しく食べられる期限」のこと。
消費期限とは、「安心して食べられる期限」のことでした。
飽食の時代とよく言われます。飢餓ということばはすでに死語です。
スーパーには季節のフルーツの香りが漂い、溢れんばかりの食品が並び、有り余るお惣菜が所狭しと重なります。
私たちの生命をつくるのが食べ物です。
これから買い物をする時には、賞味期限や消費期限を確認して、美味しく食べられる期限内に消費できるメニューを考えて、期限切れの食品を処分することが無いように注意したいですね。
なるほど