ブルーベリーが目にいい

目が疲れていると感じたとき、何か目の健康に良いものを食べたくなりませんか?
そんなときにおすすめなのが、ブルーベリーです。

ブルーベリーには、目の健康に良い成分が豊富に含まれており、近年、その効果が注目されています。
さらに、自宅で簡単に栽培できるため、手軽に健康的なブルーベリーを楽しむことができます。

本記事では、ブルーベリーの目の健康への効果や、自分で育てる方法、種類、選び方について分かりやすく解説します。
目の健康に関心がある方や、自宅で栽培に挑戦してみたい方は、必見の記事です。

フクちゃんフクちゃん

今回は、そんなブルーベリーについてのお話です。
ブルーベリーが目にいいと言われる理由や、育て方、種類や選び方についてもご紹介したいと思います。

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ブルーベリーが目に良いといわれる理由は?

ブルーベリーと聞くと、目に良いという事が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
ブルーベリーとは、その名の通り、濃い青紫色をしている果実が印象的です。
この青紫色の「アントシアニン」が目に良いといわれる成分と関係しています。

アントシアニンという成分が豊富に含まれるため、ブルーベリーが目の健康に良い効果があるとされています。
アントシアニンは、視細胞を守る役割を持ち、加齢やストレスなどによってダメージを受けた視細胞を修復する作用があります。
また、ブルーベリーには、ルテインやゼアキサンチンという成分も含まれており、これらも目の健康に良いとされています。

ただし、ブルーベリーを食べるだけで目の病気が治るわけではありません。
目の健康には、バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠など、生活習慣の改善が必要です。
ブルーベリーは、健康的な生活習慣の一部として取り入れることで、目の健康をサポートすることができます。

アントシアニンはブルーベリーだけに入っている成分ではありません。
例えば、ナスや赤カブ、赤シソ、紫いもや他のベリー系類にも含まれていますが、ブルーベリーの成分の場合は中までしっかり青紫に染まっています。
これは、他のものと比べて含有量が多いという証拠なのです。

このアントシアニンは、ポリフェノールの一種です。
体内でロドプシンという視覚に関するたんぱく室の合成に関っており、視機能の改善や視力低下の防止、白内障の予防にも効果があることから、目に良いと言われています。
ブルーベリーのアントシアニン
出典:http://xn--mckrk1jgk1b7fcf0htec.jp/

目が見える仕組みは、皆さんはご存じでしょうか。
人は、目に入ってきた映像を網膜に映し出し、それを脳に伝えることで「目が見える」と感じます。
映像を伝えるときに、網膜にあるロドプシンは分解と合成を繰り返し行います。
しかし、視覚に関るロドプシンは疲れや加齢によってその機能は低下していきます。
そうなると、目がしょぼしょぼしたり、かすんだりぼやけたりしていきます。
そこでアントシアニンの出番となります。
アントシアニンには、ロドプシンの分解と合成を助ける機能があります。
第2次世界大戦中、夜間飛行や明け方の攻撃の際、薄明りでも物がはっきり見えたパイロットが、毎日食べるほどブルーベリージャムが好き、というところから研究が始まりました。
また、アントシアニンはブルーライトからも目を守ってくれる、という研究結果も出ています。

ブルーベリーの栄養素

ブルーベリーは、以下のような栄養素が豊富に含まれています。

ビタミンC

ブルーベリーにはビタミンCが含まれており、免疫力を向上させたり、コラーゲンの生成を促進する働きがあります。

ビタミンK

ビタミンKは、血液凝固や骨の健康に関係しています。ブ
ルーベリーには豊富に含まれているので、骨や歯を強くし、出血しにくい体質に導いたり、動脈硬化を予防する効果があります。

マンガン

マンガンは、骨や結合組織の形成に必要な栄養素です。
ブルーベリーには、マンガンが豊富に含まれているので、骨を強くすることに役立ちます。

食物繊維

ブルーベリーには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、便秘や糖尿病、高コレステロールなどの疾患の予防に役立ちます。
また、腸内環境を整える働きがあり、健康維持にも効果的です。

アントシアニン

ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、抗酸化作用があり、細胞や組織を保護する効果があります。
また、視力の保持や認知症の予防、がんの予防などにも役立ちます。

フラボノイド

フラボノイドは、ブルーベリーに含まれる抗酸化成分の一種で、心臓病やがんなどの疾患の予防に役立ちます。
血管を強くする効果もあり、血圧を下げる働きがあるため、動脈硬化を防止する効果も期待できます。

カルシウム

ブルーベリーには、カルシウムが含まれています。
カルシウムは、骨や歯を強くする働きがあります。
また、筋肉や神経の正常な機能を保つ効果もあります。

ブルーベリーには、鉄が含まれています。
鉄は、赤血球の生成に必要な栄養素で、鉄欠乏性貧血の予防に役立ちます。
また、免疫力を向上させ、疲労回復やストレス耐性の向上にも効果的です。

ブルーベリーには、健康に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
特に、アントシアニンやフラボノイドなどの抗酸化成分には、細胞や組織を保護する効果があり、健康維持に欠かせない栄養素です。
また、ビタミンCやビタミンK、マンガン、食物繊維、カルシウム、鉄なども含まれており、骨や歯、血液や免疫力の健康維持にも役立ちます。

ただし、摂り過ぎには注意が必要です。
ブルーベリーには果糖や糖分が含まれており、大量に摂取すると血糖値が上がる場合があります。
また、アレルギー体質の人は、アレルギー症状が出る場合があるため、適量を守って摂取するようにしましょう。

以上が、ブルーベリーに含まれる栄養素とその効果についての説明です。健康的な生活に取り入れることで、健康を維持し、疾患の予防に役立てましょう。

自分でも育てられる!ブルーベリーの育て方を紹介

目に良いといわれるブルーベリーですが、庭で育てることも、比較的簡単にできます。
いくつかの点を押さえれば、誰でも育てることは可能なんです。
ブルーベリーの育て方(栽培)
出典:http://www.matuno.co.jp/

①ブルーベリーの育て方で最初に知っておくこと

ブルーベリーは酸性の土を好み、乾燥を嫌います。
そのため、酸性の土を作って植え、こまめに水やりをしましょう。
また、ブルーベリーは違う品種の雄しべと雌しべがつくことで初めて果実を実らせます。
ナシやリンゴと同じような性質を持っています。

②ブルーベリーの苗の植え付け時期や方法

ブルーベリーを植える時期は関東以西は9月上旬~12月上旬、寒冷地であれば3月が良いでしょう。
地植えの場合、酸性の土を用意し、苗を植えます。乾燥防止のために、土の上にわらなどをしきましょう。
鉢植えの場合、苗よりも一回り大きな鉢を用意して鉢底石を敷き、1/3ほど土を入れ、苗を鉢の中心に置きます。
隙間が無くなるように土を苗の周りに埋め、水をあげて完成です。

苗の選び方

ブルーベリーの苗は、大きさや形状などが異なるため、以下のポイントを参考に選ぶようにしましょう。

  • 茎が太く健康
  • 根が詰まっていない
  • 新芽が出ている
  • 葉が緑色で健康的
  • 実がついている(早期収穫品種の場合)

これらのポイントを確認し、健康で元気な苗を選ぶようにしましょう。

③ブルーベリーの土作り、水やり、肥料の施し方は?

市販のブルーベリー用の土を使うのが、一番早い方法です。
自分で作る場合は、ピートモスという水気の多い場所で育った植物を砕いて乾燥させた土5~10:鹿沼土を0~5ほどの割合で混ぜた土がおすすめです。
水やりは、鉢植えなら春・秋は数日に1回、夏なら毎日水やりをしましょう。
地植えの場合、2週に1回ほどを目安に水を上げましょう。
乾燥した日が続いたら、間隔を短くしましょう。
肥料は、カリ、リン酸、窒素の3つの成分を含んだものを土に混ぜるか、土の上に置くのが良いでしょう。

④収穫

ブルーベリーは6~9月上旬頃が収穫時期です。
収穫後に甘みが増すことはないので、すぐに食べましょう!

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ブルーベリーの種類ってなにを選べばいいんだろう?

ブルーベリーはいくつかの品種が存在しており、それぞれ特徴を持っています。
現在、主に栽培されているブルーベリーはノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系となります。
ブルーベリーの品種表
出典:https://www.wakasa.jp/sozai/blueberry/

栽培方法は基本的に同じですが、栽培に適する条件は異なります。
それぞれの地域にあった系統・品種を選ぶことが大切です。

ノーザンハイブッシュ系

アメリカ北東部を中心に分布する野生種を改良したものです。
根が浅く広がるため高温や乾燥に弱い反面、冬の低温には強く、関東以北から東北地方に適していますが、北海道でも栽培できます。
おすすめ品種としては、最大級の大きさ「チャンドラ」は甘酸のバランスが良いです。
また風味品質が極上の「ブルーレイ」は樹勢が強く、農産性が高い品種です。

サザンハイブッシュ系

ノーザンハイブッシュ系を改良した暖地向きの品種です。
果実の性質はハイブッシュ系ですが、栽培地はラビットアイ系と同じか、より温暖な地域に適してします。
東北南部~沖縄で栽培可能です。
おすすめ品種は、農産性で収穫量が多い「ミスティー」は味も良好です。
また、コンパクトに樹形がまとまる「サンシャインブルー」も味は良く、収穫量も安定しています。

ラビットアイ系

栽培適地は関東以南で、砂質土から粘着土まで土壌適応性が広く、生育はノーザンハイブッシュ系及び、サザンハイブッシュ系より収穫量が多いです。
おすすめ品種は、「クライマックス」で、果実の日持ちが良いのも魅力の一つです。
また、「フェスティバル」は収穫量が多く、生食にも加工にも適しています。

地植えでおすすめなのは、ラビットアイ系の「クライマックス」、ノーザンハイブッシュ系の「ジャジー」、サザンハイブッシュ系の「サンシャインブルー」「アイブルー」などがおすすめです。
鉢植えに最適なのは、サザンハイブッシュ系のサンシャインブルーで、ベランダ栽培も可能です。

まとめ

今回はブルーベリーについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ブルーベリーはそのまま食べることが多いですが、加工用としてもバラエティに富んでいます。
ジャムを作ったり、デザートソース、ジュース、果実酒、パンケーキなどの製菓材料、さらに肉や魚介料理のソースなどに利用できます。
生食なら大粒で甘い品種、加工するなら収穫量を重視して品種を選ぶと良いでしょう。
スマートフォンに慣れている現代人にとっては、ブルーライトも気になるところですよね。
目にも優しく、育てやすいブルーベリーを育ててみてはいかがでしょうか?

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