バターとマーガリンの違いは?原料やカロリーと健康なのはどっち?

朝食の友。パンには欠かせない「バター」と「マーガリン」。
きっとお宅の冷蔵庫の中にもどちらかが入っているのではないでしょうか?
私たちが毎日何気なく口にしている乳製品ですが、意外なことがわかりました!

フクちゃんフクちゃん

今回は、このバターとマーガリンの違いや、気になる原料とカロリーについて。そしてこのふたつのどちらが身体にいいのか、最近言われている健康に害を及ぼすとされる「トランス脂肪酸」とは?
など、今回はこの話題をお届けします。

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バターについて 原料とカロリーは?

フライパンにバターを溶かした時に漂う香りは、何とも言えないですよね。

原料

バターは乳脂肪(牛乳の脂肪分)が主成分。80%以上で作られています。(容器に牛乳を入れてシェイクし続けるとできるカタマリがバターです。)
そのためマーガリンより高価で、料理やお菓子作りにはよく使用されます。温めると解け、風味がいいので、お料理にも使われます。その味とコクや深みが、お菓子作りには持って来いです。

カロリー

カロリーは、大さじ一杯:約100キロカロリー (脂肪:12g、飽和脂肪酸:7g程度を含む)。
バターは調味料の中ではとても高カロリーですが、脂質が高くてその分満腹感は味わえます。
空腹感を感じにくいため、ダイエット向きかもしれません。
肌にいいビタミンAが含まれているため、美肌効果は高いでしょう。

余談になりますが、バターは年々高騰していますが、これは牛の頭数が減っているからなんです。因みに、お菓子屋さんは、毎年クリスマスに必要なケーキに使うバターや生クリームなどを確保するために、苦労しているようです。

マーガリンについて 原料とカロリーは?

よく、植物性のマーガリンの方が健康にいいんじゃないかとか、カロリーハーフの商品もあり、値段も手ごろで求めやすい分、マーガリン派は多いかと思います。

原料

マーガリンは、植物性・動物性の油脂が主成分で、大豆油・コーン油・菜種油・パーム油などの植物油などが80%でできています。この油に水や食塩やミルクなどを加えて固めたものなのです。
そのため、バターよりは安価で、バターの代用品として使うことも出来ますが、料理にはあまり向きません。

カロリー

カロリーは、大さじ一杯:約80~100キロカロリー(脂肪:9~11g、飽和脂肪酸:2g程度)
バターのカロリーとほとんど変わりません。
ただ、混ざりにくい油と水を混ぜ合わせて形を作る訳ですから、そこに水素を加えて科学的に処理しなくてはなりません。この時発生するのが「トランス脂肪酸」なのです。
この後、トランス脂肪酸についても触れますが、トランス脂肪酸は、バターよりマーガリンの方が3.5倍ほど多いようです。

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健康なのはどっち? トランス脂肪酸について

先ずは、マーガリンとショートニングに多く含まれているらしいトランス脂肪酸についてお話ししましょう。
(ショートニングというのはマーガリンから水分と添加物を除いて純度を高め、クリーム状にしたものです。)
最近よくいわれるトランス脂肪酸が身体に悪いということを言われますが、トランス脂肪酸とは、油に含まれる成分の一つで、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品に含まれる天然由来のものと、油脂を加工・精製する一部の工程で生成される加工由来のものがあります。

トランス脂肪酸のリスク

トランス脂肪酸には一体どんなリスクがあるのでしょうか。
トランス脂肪酸が恐ろしいのは細胞膜にダイレクトに悪影響を及ぼすことです。
その結果細胞自体の働きが弱くなり、細胞の生命活動に必要なものが流出したり、逆に有害物質が侵入して細胞が壊れます。これが全身の細胞で起こると、健康状態を保つことは困難になってきて様々な病気を引き起こします。
摂取量が多いと、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増えて、善玉コレステロールが減ることが報告されています。これは、冠状動脈(心臓)や脳の血管に悪影響を与えるということです。また、心臓病のリスクもあるそうです。
アルツハイマー病やパーキンソン病の原因となったり、高血圧や糖尿病の原因になるともいわれています。他にも、肥満、うつ病、リウマチ、慢性疲労、アレルギー、ガン高血圧などです。
なんだかとても怖いですね。

どのような食品に多く含まれるのでしょうか?
代表的なものはマーガリンとショートニングです。ショートニングはマーガリンから水分と添加物を除いて純度を高め、クリーム状にしたものです。
パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子の製造などに、バターやラードの代用として利用されているので、揚げ物やクッキーなどのサクサクとした歯ごたえを出す効果があるようです。
こうしてみると、どうやらバターの方が健康にはいいようですね。

最後にまとめ

今回はバターとマーガリンについて、お話してきました。
バターとマーガリンの違いや、気になる原料とカロリーについて。そしてこのふたつのどちらが身体にいいのか、最近言われている健康に害を及ぼすとされる「トランス脂肪酸」とは?など、今回はこの話題をお届けしました。
農林水産省のHPによると、「健やかな食生活を送るためには、トランス脂肪酸という食品中の一成分だけに着目するのではなく、脂質そのものや、塩分を控えることを優先すべき。」とあります。バターもマーガリンも、どちらも摂り過ぎないように、色々な食品をバランスよく摂る食生活を送る事で、あまり心配することはないようです。

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