車酔いのメカニズムとは?車酔いをしやすいタイプは?対策も知りたい

車酔いはとてもつらいですよね。
家族での楽しいドライブのひとときに、自分だけ車酔いで苦しい思いをすると、せっかくの楽しい思い出が悲しいものになってしまいます。
私は幼いころ身体が弱くてよく風邪をひいて高熱を出し、その都度車で医者に連れて行ってもらったのですが、いつも車酔いで大変でした。
風邪をひいて辛いけど、車で医者に行くことの方が辛かったことを憶えています。

フクちゃんフクちゃん

そんな車酔いのメカニズムについて、車酔いしやすいタイプ、車酔い対策。
自分で車を運転しているときには酔わないのはなぜか?など、今回は車酔いについてお話していこうと思います。

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車酔いのメカニズム

車酔いってなぜ起こるのか?
乗酔いは、揺れ、特に不規則な加速・減速の反復が、内耳のある三半規管や前庭を刺激することによって起こります。
内耳への刺激が自律神経系や平衡感覚の乱れを引き起こし、その結果、顔面蒼白、冷汗、頭痛、吐き気、嘔吐といった乗物酔いの症状があらわれます。
また、視覚や嗅覚からの不快感、精神的ストレスや酔うかもしれないという不安感も関係しているようです。

車酔いをしやすいタイプ

同じ車に乗っても、酔う人と酔わない人がいるのはどうしてなのでしょう?
車に乗るという経験値をあげることで、脳が車のスピードや揺れに慣れ、酔わなくなりますが、車に乗り慣れていない人は、大人になっても酔うようです。
車酔いのトラウマで、車に乗る事に対する不安が強い人や、精神的なストレスを抱えている人も酔いしやすい人といえます。

車酔い対策

車酔いしないためには次の事に注意しましょう。

1. 十分に睡眠をとる

車に乗る前には、睡眠不足やストレス過労などを避け、体調を整えておきましょう。

2. 消化のよいものを食べる

乗る前の食べ過ぎは禁物ですが、空腹も逆効果です。柑橘系の果物は避けて、消化の良い食事を適量とるようにして胃腸の調子を整えておきましょう。

3. 揺れの少ない席に座る

バスは、タイヤの上の座席や後部は揺れます。中央の通路側の揺れが少ないので、できればそこに座りましょう。電車は進行方向に向いた席に座りましょう。リラックスして眠っていくのもいい方法です。

4. 気分をまぎらわす

あまり車に乗っているというプレッシャーを感じないように、遠くの景色を眺めたり、おしゃべりをするなど楽しんで過ごしましょう。

5. 酔い止めの薬を服用しておく

乗物酔いの薬は、乗る30分前に予防的に服用するのが効果的です。酔ってからでも効果があります。薬を用意しておくことも大切です。

6.効果的な呼吸法

私が実践して効果があった方法をご紹介します。
車に乗っていて、カーブで揺れる時には呼吸を止めて、ハンドルを戻して揺れが無くなったら呼吸する。
これを意識的に繰り返してみて下さい。できるだけ大げさにやってみるといいと思います。かなり効果がありますよ。
そのうちに、そのリズムを身体が憶えるので、いつのまにか酔わなくなります。

是非一度お試しください。これで車酔いはバッチリ克服です!

続けて、車酔いしないための運転方法をご紹介します。

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車酔いしないための運転方法

空気の入れ替えをする。

暑すぎる車内や、たばこや芳香剤の強い臭いは車酔いにはタブーです。車内にきれいな空気を入れてください。

やさしい運転

スタートやストップの時には、アクセルやブレーキをゆっくり踏むようにしましょう。できればスピードも一定にし、ハンドルもゆっくり切るようにしましょう。

車間距離は充分にとる

前の車との車間距離が短いと、急ブレーキをかけることになったりします。静かな運転が一番酔わない運転です。車間距離を充分にとって、安全運転を心掛けましょう。

自分で運転しているときは酔わないのはなぜ?

確かに自分で運転するようになると、車酔いはしなくなりました。
運転する視界が広くて道路状況や交通事情などの目から入ってくる情報もとりやすいので、無意識にカーブやブレーキに対してバランスをとったり力を入れたりしているからでしょう。
例えば、ブレーキを踏む時には、踏む直前に体に力を入れて頭のブレを止めています。
他人が運転している時には、ブレーキが掛かってから体を反応させるのでどうしても頭がブレます。
頭がブレると三半規管や前庭がブレるので、車酔いを引き起こしやすくなります。
運転操作をする事で本能的に頭がブレないような体勢をとっているからです。

最後にまとめ

車酔いは車社会が産んだ副産物です。
世の中は便利になる事と引き換えに、意外な不具合を産みました。
これは、人間の身体が社会の発展に着いていけない現象でしょう。
しかし、はからずも、私たちはそんな社会に順応しつつ、世の中の発展を見届けているのです。
今回は、そんな車酔いのメカニズムについて、車酔いしやすいタイプ、車酔い対策。
自分で車を運転しているときには酔わないのはなぜか?についてお話してきました。
車酔いで苦しんでいる方にとって、少しでもお役に立てられたら幸いです。

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