夏になると、必ず現れる嫌なヤツ。そう、「蚊」です。
夜、寝ている時にプ~ンと音を立ててやってこようものなら、その夜はずっと格闘が続き、気づいたら朝になることも。できるなら、そんな夜は過ごしたくはありませんよね。

蚊の最も古い化石は1億7,000万年前の中世ジュラ紀の地層から発見されているのは、映画「ジュラシックパーク」を見て知っている方も多いことでしょう。
吸血する蚊はメスだけであり、それは卵を発達させるために必要なタンパク質を得るため、とされています。

飛行速度は約1.5-2.5km/hと言われていますが、飛行距離は日に1kmから、中には5kmに達する個体もいるようです。

フクちゃんフクちゃん

今回は、そんな蚊についてのお話です。
蚊は、いつの時期から現れ、どのような対策が考えられるでしょうか。

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蚊はもういるかも?現れるのはいつから?

夏になると蚊が現れて、そのために薬局へ走り、対策をする人も多いことでしょう。
しかし、5月頃に蚊を見かけて、つい周囲の人に季節外れの蚊の報告をした経験がある方もいるのではないでしょうか?
蚊は4月~11月までと、実はとても長い期間活動しています。
GWに帰省して、田舎で蚊に血を吸われる、ということも、それほど季節外れではないということです。

蚊
蚊の活動には、気温が大きな要因となっています。
蚊は寒くなるといなくなるということはよくご存じかとは思いますが、最も活発に行動するのは22℃~31℃とされています。
GWでちょっと暑いな、という日は22℃以上あり、蚊に遭遇するのも無理はありません。
しかし、31℃までが活発に活動する、ということは、猛暑の日はなにをしているのでしょうか?
蚊は、35℃の猛暑になると、日陰に隠れて活動しなくなります。
我々が暑いのがつらいように、蚊もどうやらつらいようですね。

反対に、冬でも暖かい屋内に逃げ込んだ蚊は、活動している可能性もあります。
暑すぎるのと同様、寒いと活動が落ちます。
その気温は15℃以下とされています。冬に、虫に刺された跡があり、かゆいときは蚊に刺された可能性も考えられます。
また、秋に生まれた蚊は、気温が下がると冬眠し、冬を越します。
家の物陰で冬を越して春を待ち、気温が高くなった時に現れて血を吸うこともあり得ます。
また、地球温暖化によって蚊の活動期間はどんどん長くなっているそうです。

刺にされないためには?予防策を紹介

蚊は、血を吸うだけでは飽き足らず、なぜか痒み成分も注入していきます。
痒くなければ許しても・・・とは思うものの、痒みは避けられない事実となっています。
それでは、蚊にさされないためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?

虫除けスプレー

外出時に重宝するのは、虫除けスプレーではないでしょうか。
手軽に持ち運ぶことができ、携帯性に優れているため便利なグッズです。
体に影響が少ないアロマタイプのものや、アウトドアや感染症の恐れがある地域でも使える効き目の強いタイプのもの(小さいお子さんには回数制限があったり、6ヶ月未満の赤ちゃんには不使用)、などがあります。
ご自身にあったものを薬局で相談してみると良いでしょう。

蚊取り線香

昔からある定番グッズの蚊取り線香ですが、日本人には馴染みの深い製品であり、夏の風物詩ともいえるものです。
蚊取り線香には、殺虫作用のあるピレストロイド(又はピレトリン)という成分を線香に混ぜ合わせたもので、その成分は人には影響が出ないという優れものです。
新しいタイプの予防製品に押されてはいるものの、まだまだ現役!です。

ワンプッシュタイプ

天井に向けてワンプッシュするだけで、12時間以上効果が持続し、効果は絶大であるスプレー式の蚊取りがあります。
殺虫成分が壁に付着しやすく、壁や天井で休憩しがちな蚊が止まったところを狙い撃ちします。
数社から同様の商品が発売されていますが、どれを選んでも高い殺虫効果を発揮します。

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蚊対策で科学の力が人を救う!?

蚊は人の血液を吸うことで感染症を媒介します。
一生のうちに3~5回ほど血を吸うといわれていますが、人を刺した時に、人の体内から病原体を取り入れ、再び人の血液を吸おうとしたときに、蚊の唾液に含まれた病原体が別の人に入り込みます。
蚊による感染症はそれほど高い感染力を持っているわけではありませんが、蚊の媒介によって確実に感染者は増えていきます。
蚊による感染症

感染症のうち、特にマラリアは死まで引き起こす恐ろしい感染症です。
残念なことに、マラリアの特効薬は開発されていませんが、予防薬は存在しています。
マラリアの感染リスクの高い地域に行く際には、薬剤の予防内服が推奨されています。
また、上記の対策用スプレーで防衛策を取ることも有効です。

人を刺した蚊が、死んでしまう・・・。そのようなことも研究されています。
英国の研究者が率いるチームはケニアで、人の血に対して、蚊にとって致命的な毒性を持たせる方法を開発したとのことです。
研究者は被験者に47人に高濃度イベルメクチンを毎日600ミリグラム、三日連続で服用させ、その血液を採取して2週間蚊に与えたところ、蚊の致死率は97%に達したそうです。
また、この蚊に対する致命的な毒性は、最長で28日間持続されたとのことです。
今までのところ、イベルメクチンは人に対しての副作用は見つかっておらず、伝染病の拡大を抑制する可能性があるとしております。

最後にまとめ

皆さん、蚊に対する知識はどれくらいお持ちでしたでしょうか?
遺伝子組み換えされた蚊の試験も行われており、交尾によって生まれた蚊は、生殖機能を持つ前に死ぬ、ということもわかっています。
とはいえ、生態系への変化の影響もあるため、これを各国で実施していく、ということは夢物語に近いものでしょう。
まずは蚊の特徴を押さえて、効果的な対策を取ることが大事です。

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