風邪に効く食べ物と飲み物

寒い季節がやって来ると、心配になるのが「風邪」です。
私は1年間に3回ほど風邪を引きます。
鼻風邪の軽いものから、咳などで長引くもの、そして発熱の伴うものなど。冬はその間マスクが手放せません。
ついひと月前に風邪からくる「胃腸炎」を患って苦しい思いをしました。

フクちゃんフクちゃん

今回は、誰もが気になる「風邪」をテーマに「風邪に効く食べ物と飲み物は?睡眠とお風呂の注意点も」についてお話ししたいと思います。
あなたの健康にきっとお役に立てると思います。

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風邪に効く食べ物

先ず、風邪をひくと、身体を温めて休養や睡眠、栄養をとることが大切だと言われます。
子どもの頃は、熱が出た時には、祖母がよくりんごをすりおろしてくれました。
ほのかに甘酸っぱくて食べやすくて、とても美味しかったのを憶えています。

風邪のウイルスは、低温と乾燥の環境で勢いを増します。
つまり高温と湿気の環境に弱いのです。
室度を20〜23℃にして、湿度を40%以上に保つことが、ウイルスを減少させ風邪対策になります。
そしてゆっくり休養と睡眠をとり、栄養を摂る事が快復の近道になるのです。

それでは、風邪をひいたらどんなものを食べれば回復しやすいのか、お話していきましょう。

  • エネルギーとなる炭水化物、糖質(おかゆ・うどんなど温かいもの)
  • 新陳代謝を高めるタンパク質(豚肉・レバー・魚・乳製品)
  • 白血球の働きを良くするビタミンA・C(牛乳・卵黄・いちご・柑橘類・じゃがいもなど)

上の栄養素を取り入れた食べ物で効果的なのは、
おかゆ・たまごを入れたうどん・じゃがいもなどの野菜スープ・湯豆腐・豚のしゃぶしゃぶ・柑橘類のフルーツなどでしょうか。
以上の食べ物が、風邪の重症化を予防でき、回復を早めてくれることでしょう。

次に、風邪の症状別に効く食べ物をご紹介しましょう。

喉の痛み

ネギ・ショウガ・大根などの根菜が効果的です。みそ汁やスープにして食べてください。

胃腸の風邪

おかゆ・うどんなど、消化のいいものを食べてください。また、水分補給を忘れずに。

レンコン・ショウガのスープ・はちみつ・梨などは、喉の保護や殺菌作用、炎症改善になります。

鼻風邪

柑橘系の果物・かぼちゃ・さつまいも・にらレバ炒め・根菜のスープなど。

発熱

たまごうどんやスープで温まり、汗をかくようにしましょう。熱を下げるためにも水分は欠かせません。食べたいもの、甘いものでもとにかく口に入れましょう。

以上、風邪に効く食べ物をご紹介しました。

風邪に効く飲み物

風邪をひいたら、食欲が無くても栄養を摂らないとなりません。そんな時は、とにかく飲み物で栄養を補ってください。
それでは、風邪に効く飲み物をご紹介しましょう。

生姜湯

すりおろした生姜に少しのお砂糖を入れ、お湯を注ぎます。身体を温めて発汗作用を促します。

はちみつレモン

お湯に、はちみつとレモン1~2枚のスライスを入れます。抗炎症作用やビタミンの摂取のためです。

かりんジュース

かりんを少量刻み、はちみつを入れお湯を注ぎます。喉の炎症をやわらげ、乾燥から守ります。

OS1(経口補水液)

大塚製薬のドリンクです。下痢・嘔吐・発熱など脱水対策のための飲み物です。

スポーツドリンク

ポカリスエットのような栄養ドリンク

紅茶・緑茶

カテキンの殺菌作用による効果と、温かいお茶は、鼻に近づけると湯気が鼻を通しやすくします。

風邪のどんな症状であっても、たっぷりの水分補給を忘れずに、以上のような飲み物を摂って下さいね。

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風邪をひいたときの睡眠の注意点

次に、睡眠時の注意点をお話ししますね。実は、睡眠の方法が、風邪の回復に大きく影響するんです。

ある睡眠の実験結果では、睡眠不足の人は睡眠をしっかりとっている人に比べると、約4.2倍も、鼻風邪をひきやすいそうです。
また、風邪の予防に睡眠はとても大切ですが、風邪をひいたら普段より長めの睡眠をとることが、重要なのだそうです。眠ることが風邪を治すというだけでなく、ウイルスに感染したらそれと闘うために、睡眠を利用しているのだそうです。

①寝ている近くに加湿器や水を置き湿度を保ちましょう。バスタオルを濡らして近くに置くのもOKです。
②喉の保湿のために、マスクをつけて寝ましょう。息苦しいようでしたら、鼻を外して口だけに充ててもOKです。
③夜中に起きた時は、水分を摂って喉を乾燥させないようにしましょう。
④温かい寝具で眠りましょう。軽くて温かい布団がベストです。
⑤首、手首、足首を温め血行をよくしましょう。カイロを貼ったり、ネックウォーマー、レックウォーマーなどを締め付けないように巻くのがおススメです。湯たんぽなどで身体全体を温めるのもいいですね。
⑥鼻が詰まって寝苦しいときは枕を少し高くしましょう。副鼻腔の圧迫が和らいで、楽に呼吸できるようになります。また、タオルを温めて鼻の付け根にあてると、鼻の通りがよくなります。
⑦咳がひどい時には、背中を温め、横を向いて寝ると咳が鎮まります。
⑧汗をかいたらタオルで拭くか、着替えましょう。
⑨高熱が出てきたら、脇の下、太ももの付け根の内側、首の横(頸動脈)などを、氷や保冷剤をタオルに包んで冷やします。おでこを冷やすことは、解熱にはあまり効果は無いようですが、気持ちいいですね。

以上が、風邪をひいたときの睡眠の注意点です。

風邪をひいたときお風呂の注意点

次に、お風呂の注意点についてお話しましょう。
子どもの頃は、風邪をひくとお風呂に入ってはいけない。と言われました。風邪をこじらせて「扁桃炎」で入院した時も、ずうっと点滴していたためか、入浴は許可されなかったです。お風呂が大好きな私も、風邪をひくと我慢するものだと思っていましたが、西欧では「風邪を引いたらお風呂に入る」習慣があるそうです。

私たちは体温が37度台の時が、一番免疫力が働くらしく、入浴はその体温を保つためです。体温を1度上げると免疫力が5倍になるともいわれます。軽い風邪の場合、入浴は、血行促進の効果・筋肉の緊張緩和・血管の拡張効果・発汗作用・新陳代謝・喉の保湿などの効果があり、風邪ウイルス抑止の最高の処方なのだそうです。

風邪をひいたときの入浴は、以下に注意してください。

①お湯の温度は41度くらいのぬるめ
②ゆっくりと30分ほどは浸かる
③入浴前に浴室や脱衣室を温める
④お風呂からあがったら早めに布団に入る
⑤洗髪したら必ず乾かす
⑥入浴後は水分を補給すること
湯冷めしないように、免疫力を高めましょう。

風邪をひいても、入浴は必ずしもタブーではないようです。賢い入浴法で、風邪ウイルスをやっつけましょう。

尚、以下の症状があるなら入浴は避けてください。
①熱が38℃以上ある。
②悪寒・倦怠感がある。
③嘔吐・下痢をしている。
④頭痛・めまいを伴う。
⑤その他医師から止められた場合。

まとめ

今回は、風邪をひいたら・・・をテーマに、「風邪に効く食べ物と飲み物は?睡眠とお風呂の注意点も」についてお話してきました。
風邪に効く食べ物、飲み物は、温かくて消化のいいもの。栄養のあるものでした。
睡眠については、やはり暖かい乾燥しない環境でぐっすり眠ることでした。
お風呂は、症状が軽いなら、ぬるめの温度にゆっくり浸かり、湯冷めしないようにして入浴することが大切でした。
「風邪は万病の元」です。温度と湿度・睡眠・栄養が大切です。それでもつらい場合は、早いうちに医師の診察を受けましょう。

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